【 作品 】 花見茶会の色紙軸
毎年、恒例となった感のある、身内のお茶会。
今年はお手伝いさせてもらいました。
ほうじ茶を焙じたり、ケーキとの組み合わせを考えたり、
お菓子皿を考えたり、海老蔵を応援したり。
写真は去年の花見茶会の軸を描かせてもらいました。
テーマは「桜の花見」から
桜という字は、旧字「櫻」
木偏に、貝が二つに女。
この貝という字。
昔、美しい女性が貝をつけて踊っていました。
それはどういう時かというと、
神託を受ける為に、神様に対して舞いを奉納するときです。
神様に対して、美しい女性が舞うという 行為は、
もっとも大切な行事の一つだったのです。
なぜ貝かというと、貝を使用したアクセサリーがもっとも美しかったからです。
現在でもパールなどがそうです。
その貝を首に二つたらした女性が、
舞っている時ぐらいに、美しい木。
それが、櫻だったのです。
今の桜じゃ、わからない歴史ですよね。
文字一つからの情報で色々な事を知ることができます。
桜という文字に込められた念を考えるのも楽しい事ですね。
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またこのお軸は、裏千家淡交会のお茶の会報で
花見茶会の軸の絵として、紹介していただいております。
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榮春寺